校長ブログ
前期終了
9月はあっという間に過ぎました。
9月30日の前期終業式は高1から高3まで、初めて体育館に全員集合しました。
開始時間の5分前には整列して静かになりました。常盤高生、やればできるじゃない!!
(写真は常盤ブログよりお借りしました)
校長講話
6月22日に通常登校になって、 今日で前期が終わりますが、何日経ったかわかりますか? 今日でちょうど100日です。皆さんにとってこの100日は長かったですか?短かったですか?ちなみに3月2日の臨時休業開始から5月31日までで90日間、たった10日間しか違いません。同じ時間の流れでも、置かれた状況で、感じ方はずいぶんと変わります。
1年生は入学式もできず、高校生活がスタートしたのに友達とも会えず、学校が再開したとたん、高校生として勉強に部活に頑張らなければなりませんでしたね。ゆっくりと時間をかけて高校生活の送り方、勉強の仕方を教えてあげられなかったことが今でも気にかかっています。学校生活は慣れましたか?高校の勉強は難しいです。特に常盤高校には看護という初めて学ぶ教科があります。戸惑うことはなかったですか?
今日これから前期の成績をもらうと思いますが、成績が思うように取れなかった人は勉強の仕方があわなかったのかもしれません。高校入試の成績を見ると、皆さんはもともとの力はあるはずです。これからどうやって勉強していったらいいのかいろいろ試して自分に合った方法を見つけて挽回してください。
2年生は、本来、学校行事や部活の中心となって活躍する学年だと思います。しかしこのような状況で制限が多く、申し訳なく思っています。9月の老人ホーム実習ではオンラインでの講義を取り入れて、効果的な学習をやっていましたね。修学旅行も延期になってしまい申し訳なく思いますが、大学受験がある学校では3年生で修学旅行に行けないので中止にしたところもあます。楽しみはあとに取っておきましょう。できる行事に精一杯取り組みましょう。
3年生は、臨地実習が校内実習になってしまいましたが、メリハリをつけてしっかり取り組めていたと思います。戴帽式ができなかったのでまだナースキャップをあげていないのですが、皆さんはしっかりと看護師になる覚悟ができていますね。常盤高校には臨地実習という、他の高校にはない教育課程があります。コロナ禍において、医療機関や高齢者施設が高校生を受け入れるということは感染リスクという点では危険なことです。それでも皆さんの実習の場を提供してくださっています。
ですから実習に行くにあたってはもっと厳しい行動制限があります。他の高校に通っている友達は遊びに行けるのに、なんで私はダメなんだろうと思うこともあるかもしれませんが、看護科のプライドを持って、しっかり感染予防、拡散予防に努めてください。
それでも感染してしまうことはあります。感染した人が予防を怠っていたからということでは無いのが現状です。その人を責めたりしてはいけない、ということ、そこも皆さんならよくわかっていると思います。
さて 今日は1つだけお話しします。
看護師に必要な資質の一つとして、コミュニケーション力ということが挙げられています。患者さんとの接し方や、チームとしての連携の取り方は勉強してきていると思いますが、ここで話すのは、新しい生活様式における日常のコミュニケーションです。
マスク着用は新型コロナウイルス感染予防として定着していますが、マスクをして口と鼻を覆っている時、その人の表情や感情は他人にわかってもらえるのでしょうか。それとも、マスクはコミュニケーションの妨げになるのでしょうか? 友達や先生に声をかけたのに無視された、ということはありませんか?もしかしたら相手が気が付かなかっただけかもしれませんね。
実際マスクをしていると、声がこもって聞きづらいです。声は、喉や口を通ってきた空気を振動させることによって、「声」となって相手に聞こえます。ですが、マスクをすることにより、マスクに空気の振動が吸収されてしまって外側には伝わりにくくなってしまいます。これが、声がこもってしまう大きな原因です。また、口を大きく開けにくいので発音もあいまいになってしまいます。なので、マスクをしているときは普段話をしているとき以上に意識して口を開けて発音することが大切です。
では、感情はどうでしょうか、マスクをしていると表情がよくわからないですね、怒ってるのかな、笑っているのかな、、、友達同士でも相手がどう感じているか不安になることはありませんか?
フンボルト大学ベルリンで顔の表情や感情を研究している ウルスラ ヘス博士によると、人が相手の表情を理解する能力は、口と鼻がマスクで覆われていても衰えないそうです。心からの笑顔は口元だけが動くのではなく、大頰骨筋や眼輪筋など顔の筋肉も縮みます。口角が上がり、目のまわりに笑いじわができます。マスクから出ている部分を見れば相手に感情が伝わるということです。また表情だけでなく、声のトーンや雰囲気から感じ取ることができます。
マスクをしている時は口元ではなく、目元が笑顔になるよう意識し、相手の目をしっかりと見てアイコンタクトをとるように留意しましょう。また、表情が伝わりにくいぶん、身体を相手のほうにしっかりと向ける、身ぶり手ぶりを交えて話をするなどのボディーランゲージも、今まで以上にハッキリとしましょう。
新しい生活様式、ソーシャルディスタンスという物理的な距離を保たなければならないこれからのコミュニケーションは、今まで以上に相手に気持ちを伝えられるようお互い意識していきましょう。
皆さんも経験があると思いますが、挨拶されると気持ちがよくなり、自然と笑顔になります。挨拶は相手を笑顔にし、周囲を明るくすることができます。そして、挨拶は、その人自身の見え方をも変える魔法の言葉だと思います。
以前に比べてしっかり挨拶ができる生徒が増えてきたと思いますが、これからも、できれば相手より早く、率先して元気に明るく挨拶するよう心がけてください。校門のところの新井板金の方も校門の前を掃除してくれているので、出会ったらしっかりあいさつできるといいですね。声を出してあいさつしにくい場所では、先ほど言ったようなアイコンタクトや会釈をすると気持ちが伝わります。私も皆さんにあったらしっかりあいさつしたいと思います。
では明日から後期が始まります。気持ちを新たにして、新しい生活様式での高校生活を送ってください。以上です。