専攻科1年生での知識構成型ジグソー法の授業
専攻科1年生の研究授業の一環として実施した知識構成型ジグソー法による授業の様子をご紹介します(本日(11/17)の「常盤ブログ♬」もぜひご参照ください)。
科目は「老年臨床看護Ⅱ」、内容は脳腫瘍の理解とその看護の在り方がテーマです。まず、先生から基礎的な知識についてのレクチャーを行った後、生徒たちは、脳腫瘍の患者やその家族に対して病態や治療法をどのようにわかりやすく説明するか…についてジグソー法により考察しました。
エキスパート活動では説明の際の観点ごとにグループで分かれて意見交換し、その後のジグソー活動ではそれぞれの観点を統合し説明内容をまとめ、クロストーク活動でグループがまとめた内容を全体共有しました。先生の作成したエキスパート資料がとても素晴らしく、また、意見交換の際のポイントも非常にきめ細かく配慮されており、生徒たちの学びは極めて高いレベルに到達したのではないかと私は見ていて感じました。
先生も授業の中で生徒たちに述べていましたが、病気になって不安、悲しみ、怒りの気持ちを抱えた患者やその家族の心情に寄り添いながら、どのようにわかりやすく説明すればよいのか…は看護師にとって永遠の課題だと思います。正解は1つだけではありません。このように「解」のない答えを追求していく学びを常盤高校ではあらゆる授業で大切にし、いろいろな視点や観点で生徒たちに考えさせています。
授業担当の先生、頑張った生徒たち…常盤教育の質の高さを見せてくれてありがとうございました!
先生による最初のレクチャー 3種類のエキスパート活動用資料 エキスパート活動の様子
エキスパート活動の様子 ジグソー活動の様子 クロストーク活動の様子