専攻科1年 宿泊研修
5月11日(木)12日(金)に専攻科1年生は、宮城県で宿泊研修を行い、私も引率をしました。
今回の宿泊研修の目的は、「震災・災害学習」です。5月11日は、東日本大震災から12年と2か月にあたります。毎月11日は、テレビや新聞で、朝から晩まで震災の話題が取り上げられていたようですが、最近は減ってきているという話も聞きました。
11日は仙台到着後、防災体験型宿泊施設「キボッチャ」へ。ここは、もともとは野蒜小学校があった場所で、震災後は、様々な体験型の防災教育を行っています。学生たちはロープワークや火おこし、浄水などを体験しました。災害の際、自分の命を守るとともに、どうしたら人の命を救うことができるのか、考えさせられる体験でした。その後は松島とうみの杜水族館を見学しました。
12日は仙台城址見学後、名取市の「閖上の記憶」での語り部講話です。この地区は東日本大震災の津波により壊滅的な被害のあった地区で、命の大切さや震災を伝える場所として、設置されました。閖上の復興に多くの看護師が先頭に立ったという話を聞き、改めて看護師の仕事の責任と尊さを実感しました。
この2日間の体験が学生たちのこれからの大きな成長につながるものと信じています。
なお、詳しい内容や写真は「常盤ブログ」をご覧ください。
校長 鴨志田新一