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ゆっくり春を迎えます 高校3年生 沐浴演習でのひとこま

2022.2.10(木)

 

 はあーるよ来い。はーやく来い。

 そんな童謡が、聞こえてきそうな…2月も半ばに差し掛かります。

 中庭の蝋梅のつぼみが、ほころび始めています。

 節分を過ぎ、春を待ちわびますが…、本日の学校周辺には、雪の便りが届いています。

 

 昨日のことです。

 4階の実習室には、沐浴に取り組む高校3年生の姿が…。

 「はあーい。こっちの手を通しましょうね。」

 「あっ。ごめんね。ごめんね。」

 新生児モデルに向かって、満面の笑みで話しかけています

 

 沐浴布で赤ちゃんの体を保護しながらお湯につからせ、生徒がつぶやいています。

 「沐浴布が、お湯につかるとぴらっとなっちゃうんです。」

 別の場所では、おむつの端を赤ちゃんのおなかに沿わせながら、チームで相談しています。

 「おむつは,そうそう、ここをぴったりと当てて。」

 さらに、別のグループは、赤ちゃんの背中を洗いながら、

 「難しいです。(赤ちゃんが、)後ろ向きだと顔がお湯に埋まりそうで…。」

 

 高校3年生は、もうすぐ専攻科生。

 新生児モデルに向ける穏やかなまなざしには、これから花開くつぼみのような春の息吹に似た力強さがあります。

 それでも、急ぐことはありません。ゆっくりゆっくり、揺れながら、歩みを確かめながら、時には、後退し立ち止まって、行く先を見つけていければ…。

 生徒の一瞬、一瞬の輝きや戸惑いが、成長につながりますように。

 はーるよ来い。 ゆーっくり来い。

               ほころびはじめる蝋梅

 「おむつは、おなかにぴったりと…。」沐浴布が、ぴらっと…。」 「はーい。終わりましたよ。」