校長室より

2021年6月の記事一覧

女子栄養大学による説明会

 6月29日(火)放課後、女子栄養大学の先生方を本校にお迎えして、同大学への編入学に関する説明会を開催しました。本校専攻科を修了後、生徒たちの多くは病院等の医療機関に就職していきますが、一方、大学に編入学することで、看護師以外の様々な進路選択の幅を広げることもできます。これまでも、本校修了生の中には、女子栄養大学(栄養学部保健養護専攻学科)に編入学し、養護教諭を目指すべく頑張っている人もいます。

 今日の説明会では、看護科、専攻科それぞれから多くの生徒が説明会に参加してくれました。生徒たちには、ぜひ、将来の様々な進路の可能性の中から自分なりの「納得解=最適解」を見つけて、夢の実現に向けて頑張ってほしいと思います。

 お忙しい中本校にお越しいただきました女子栄養大学の先生方、本当にありがとうございました。

 

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進路ガイダンス

 6月29日(火)、看護科1~3年生はそれぞれ学年ごとに進路ガイダンスを行いました。

 ご存じのとおり、本校は看護科&看護専攻科を設置している高校ですので、生徒たちは本校を巣立ったあと看護師、助産師、保健師など医療や保健関係の進路に進むことになります。したがって、本校の進路指導では、他校とちょっと趣が違い、看護師になるための系統的&段階的なキャリア教育や「自分はどんな看護師になりたいのか、そのためには何を学び、何をすべきなのか」深く考えさせる指導を特に重視しています。

 今日は、令和3年度版の常盤高校「進路の手引き」を活用しながら、各学年の段階に応じて担当の先生方からレクチャーをしていただきました。「常盤ブログ♬」にも本日のガイダンスの詳細な様子が掲載されています。ぜひご覧ください。また、保護者の皆様におかれしては、お子様に配布された「進路の手引き」をぜひぜひ! ご一読ください。

 以下に、「進路の手引き」に掲載した私からの巻頭言も掲載いたします。生徒たちへの期待や熱い想いを私なりに書かせていただきました。

 令和3年度常盤高校「進路の手引き」校長の巻頭言は → こちら

  

   1年生進路ガイダンスの様子                    2年生進路ガイダンスの様子       3年生進路ガイダンスの様子

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救急救命法に関する授業

 今日(6/24)の看護科2年生の「基礎看護」の授業では、日本赤十字社埼玉県支部(以下「日赤埼玉支部」)と本校とをリモートでつないで、胸部圧迫法やAEDを用いた救急救命法に関する講座を実施しました。講師の日赤埼玉支部の方々からオンラインでの説明を受けたあと、生徒たちは、あらかじめ用意した空のペットボトル(500ml用)を用いて演習に取り組みました。

 将来の看護師の卵である生徒たちのモチベーションも非常に高く、どの生徒も真剣な表情で講師の先生から示されたポイントをしっかりメモしたり、ペットボトルを用いた胸部圧迫の演習に臨んだりしていました。

  

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看護の授業でのプレゼンテーション

 本校の授業では、口頭発表やプレゼンテーションなどに取り組ませることを通して、生徒の情報発信力や自己表現力を高める活動をとても重視しています。今日は、2年生の「成人看護」の授業で、代表的な成人病の一つである動脈硬化に関する調べ学習のプレゼンテーションが行われると聞き、授業の様子を見学してきました。

 生徒たちは各グループに分かれて、それぞれが疑問に思ったことや調べたいことなどを調査し、その内容をホワイトボードにまとめて発表していました。動脈硬化の種類、原因、症状、予防法や治療法、他の病気との関連性…などを細かく調べてまとめてくれました。私も質問の機会を与えてもらえましたので、「一人の患者として」という観点で生徒たちに疑問に思ったことを質問しました。生徒たちも、質問に対して、わかりやすく的確に答えてくれました。

 将来、看護師として患者さんに向き合う際、「伝えたいことをわかりやすく表現し説明することができる力」は必須です。これからもこのような活動を通して、表現力やコミュニケーション力をどんどんブラッシュアップしてほしいと思います!

  

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第50回「戴帽式」を行いました

 本日(6/18)、第50回「戴帽式」を挙行いたしました。新型コロナウイルス感染症対策として、他の式典と同様に、会場が密にならないよう来賓の方々はお招きせず、保護者は各家庭1名のみの参加とし、生徒も対象学年である看護科3年生のみが参加する形で実施いたしました。この日のために、生徒も教職員も計画的に準備や練習に、そして、昨日の会場づくりに一生懸命取り組んでくれました。また、平日のお忙しい中にもかかわらず、ほとんどの保護者の皆様方にご参加いただきました。あらゆる方々のご協力のおかげで、生徒たちにとって一生の思い出に残る素晴らしい式を執り行うことができました。私も、校長として初めて式に臨み、厳粛かつ神聖な式が進行できたことにとても感謝しております。本当に本当に…ありがとうございました。

 本日の式の様子(画像)は、「常盤ブログ♬」に掲載されております(私は、式の間ほとんど壇上におりましたので写真を撮ることができませんでした)。ぜひご覧ください。

 下記に、本日の戴帽式の「校長式辞」を掲載いたします。

 

  第50回戴帽式「校長のことば」は →  こちら

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戴帽式準備

 明日(6/18)は戴帽式です。戴帽を受ける生徒は看護科3年生になります。生徒たちは白衣に身を包み、厳粛な雰囲気の中、一人ずつそれぞれナースキャップを戴くとともにナイチンゲール像が持つ灯火のキャンドルを受け取ります。

 本日の午後、明日の式を迎えるにあたり、主役である3年生自身による会場づくりを行いました。壇上の整備やフロアの座席の配置など、きちんとメジャーで測りながら整えています。暗闇の中でキャンドルを灯すので照明器具の動作確認も外せません。全生徒が、明日の式を最高のものにしようという気持ちで一生懸命会場づくりに取り組んでくれました。

  

 

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一本のお電話…

 今朝(6/17の朝)、ある男性の方から学校に一本のお電話をいただきました。

 この方は、本校の実習先である病院に先日まで入院されていて、実習に参加していた専攻科2年生の一人が偶然お世話を担当することになったそうです。そして退院後、この方は、生徒がとても献身的に看護にあたってくれたことに対するお礼をどうしても伝えたいとのことで、本校の連絡先を調べお電話をしてくれたとのことでした。

 この報告を受けて、私は胸が熱くなり涙が出そうになるくらい感動しました。本校での学びや実習での経験を通して、生徒たちは着実にプロの看護師としての資質を向上させています。本当に誇らしいことです。まだ臨地実習の経験がない下級生も、先輩の背中を見て大きく成長していってほしいと思います。

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手洗いチェッカーを使った授業

 今週(6/14~18)は、「授業見学週間」ということで、先生方がお互いに授業を見学し合いお互いの良い所を学び合いながら、今後の授業改善に生かしていくという取組を行っています。私も、生徒たちの授業の様子を毎日必ずちょっとの時間でも見学しよう!と心がけています。これまでも何回か本ブログでも取り上げていますが、本当に本校の先生方は、生徒の知的好奇心やモチベーションをうまく引き出すとともに、生徒自身に考えさせたり主体的な学習活動に取り組ませたりする授業を展開していて、私もいつも目からウロコ状態です。

 さて、今日は、看護科2年生の「基礎看護」という科目の、手洗いチェッカーを用いた授業の様子をご紹介いたします。看護に携わる者にとって、日ごろの衛生管理や感染症対策は一般の人々以上に何倍も気を遣うべきところですが、その基本となる手指の消毒の状況について視覚的に振り返ることができるのが、この手洗いチェッカーです。最初は私も見学していたのですが、先生方や生徒から「校長先生もぜひ!」とのことで…おそるおそるやってみました。

 さてさて結果ですが…、自分では念入りに洗ったつもりでも、爪周りや指の付け根などがまだまだ十分洗えていないことに気付かされました。ちょっとショックです(でもすぐに立ち直っちゃうんです。少しは反省しないと…笑)。

 私のことはさて置いて、生徒たちの方はというと、自分たちの手洗い状況の結果を細かくレポートにまとめています。このように、看護の授業では、実証実験やその結果を詳細に記録することを積み上げながら、看護師として必要な知識や経験値を自分の中に落とし込んで着実に身に付けていくことを目指し先生方が指導に当たっています。

 

  

  

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合同プレゼンテーション(発表会)に向けたプロジェクト学習

 本日、看護科3年生のNAP(Nursing Art Project)の授業を見学してきました。

 本校では、毎年10月に看護科&専攻科1年による合同プレゼンテーションを行っていますが、そこではNAPの学習成果を各グループが発表し合います。先日、2年生のNAPの様子を「校長ブログ」で紹介しましたが、3年生は5月末まで看護臨地実習があったため、今日が本年度プロジェクト学習の初回だそうです。3年生は、現場での実習を経験して、受け身の学習でなく主体的に自ら調べることの大切さに気付く生徒が多いと担当の先生もおっしゃっていました。その分、3年生は、NAPへのモチベーションもより一層高いんじゃないかなと考えます。

 本時は、これまでの先輩たちの研究成果集を参考にしながら、各グループでテーマ設定に取り組みました。どの生徒も、研究したいことや調べたいことなどを目を輝かせながら協議しています。なかには、夏休み中に大学に出向いて研究を深めることを考えている班もあるようです。プレゼンの日までまだたっぷりと時間があるので、質の高い成果発表が期待できます!

  

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6月になりました!

 今日から6月です。もうすぐ鬱陶しい梅雨の季節を迎えますが、今日のように梅雨入り前の爽やかな陽気の日は何をするにも気持ちよく取り組めますね。

 看護科では、先週、1・2年生の中間考査が終わり、3年生も3週間にわたる校内&臨地実習が終了しました。看護科の6月は、通常モードの落ち着いた日々がこれから続くことになります。ぜひ集中してコツコツと勉学に励んでほしいと思います。なお、看護科3年生は、6月18日(金)に戴帽式を挙行いたします。一生に一度の晴れ舞台ですので、しっかりと心の準備をして式の日を迎えてください。

 また、専攻科では、本日から2年生の第2クールの実習がスタートしました。実習を通して多くのことを吸収し、看護師としての資質をどんどん高めていってほしいと思います。大いに期待しています。専攻科1年生も、座学を通してさらに高度な知識を学んだり、グループワークを通してより難易度の高い課題解決学習に取り組んだりしています。

 このように、常盤生それぞれが「為せば成る、為さねば成らぬ、何事も」の精神で、蒸し暑く&祝日のない6月をしっかり乗り切ってくれることと信じています。頑張ってください!

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